こんにちは。

 

平成30年度も今日で終わり。明日には新元号が発表になります。

先週は工房不在期間がありましたが、ようやく通常作業に戻ってきたところです。

 

先週の春分の日前後に、台南市にある奇美博物館(チーメイ・ミュージアム)へ、楽器のリサーチへ行ってきました。チーメイ(Chimei)には、ストラドやガルネリ、アマティ一族から、フランスやドイツ、東欧や英国にアメリカまで、世界各国の名器がものすごい数でコレクションされています。弓も同じように1000本近くの名弓が収蔵されています。

一般には公開されないこれらの収蔵楽器を、実際に手に取ってリサーチできる貴重な機会を得ることが出来ました。昨年の同じ時期に、鳥取の三朝で行われたニスリタッチのセミナーを主催してくれた、“みささバイオリンワークショップ”が今回も企画をしてくれています。関係者・参加者の皆さん、ありがとうございます。

 

 

 

このミュージアムでは、イタリアのオールドだけでなく同時代の諸外国の名工たちの楽器も収蔵していて、当時の楽器製作がどのように生まれ、変化し、伝播していったのかを網羅的に調べ実際に見ることができます。一次資料がそこに揃っていることは強みになりますね。これらの楽器を調査・研究して得られた知見も紹介してくれました。

 

世の中には楽器にまつわる一般書籍や専門書(写真集)などが大量に存在していて沢山の知識を得ることができますが、実際に見て、触って・演奏して得られる情報はその比ではありません。もちろん新たな疑問や矛盾なども生じてくるわけですが、自分は無知であることをまざまざと教えてくれる場所や体験は本当に貴重です。職人に完成形はありませんね。

 

昼間は脳にたくさんの刺激と情報を、夜は胃袋にたくさんの台湾料理を詰めて、どちらもお腹いっぱいで帰国しました。今後の自分の仕事に活かしていきたいと思います。

 

 

 

著作権や諸々の事情で、楽器が判別できる写真を上げることは出来ません。採寸・リサーチ・演奏と現地研究員との意見交換に夢中で使える写真をほとんど撮っていないことに気づきました......。何となくの写真を載せて今回は終了したいと思います。

 

では次回の工房だよりまで

 

 

 

 

 

 

 

コメント
コメントする