こんにちは。

ニクレスク氏所有の楽器紹介も3回目になりました。

 

前回はフレンチ弓を2本Pick upしましたが、今日は同じチェロ弓からドイツの弓を2本紹介します。

 

 

C.Hans-Karl Schmidt (Vc)

 

 

 

丸弓・牛骨。81.6g(実測)

商品詳細は→ SoundScape C.Hans-Karl Schmidt

 

 

弓が弦に触れた瞬間から、この弓が持つ高いポテンシャルを感じることが出来ます。苦も無く音が紡ぎ出されてくる操作性は、演奏表現に集中させてくれますし、演奏の可能性を更に広げてくれます。フォルテがフォルテに、ピアノがピアノに出せる弓はなかなか見つからないと思います。ドイツらしい几帳面で正確無比なチェロ弓です。

 

 

C.Hans-Karl Schmidt

シュミットは、叔父のKurt Dollingより1955年から3年間、弓製作の手ほどきを受け、その後も数年に渡りEmil Kuhnlの工房をはじめ各地をまわって修行に励みます。1961年にスイスへ渡り、フィンケルらの工房でも働きました。1963年にドイツへ戻ると、マルクノイキルヒェンのマイスター試験に合格し、1974年にはドレスデンに移って自身の工房を構え、現在に至ります。初期のシュミット製作の弓カーブは、伝統的なマルクノイキルヒェン弓の特徴がみられますが、その後はヴォアランやE.サルトリーなどフレンチ弓の影響がみられるようになり、FX.トルテモデルの弓を多く製作しています。ドレスデンに移ってからは、L.BauschやH.Buttonのテンプレートを使用したドイツ弓モデルを製作するようになりました。

 

 

 

 

 

 

 

Paul Weidhaas (Vc)

 

 

角弓・黒檀・82.8ℊ(実測)

商品詳細は→ SoundScape Paul Weidhaas

 

この弓は、音がパチッと出てくるスイートスポットを探すのが楽しい弓です。コシもありパワーがあるので、輪郭のある締まった音を引き出せますよ。楽器の個性や張られている弦の種類にもよりますが、特にA/D線ではとても良い仕事をしてくれると感じました。

 

Paul Weidhaas (1894-1962)

14歳の頃から、父であるWeald Weidhaasの工房で弓政策の基本を教わり、24歳でハンブルグのマイスター試験に合格。その後、父の工房を引き継ぐとともに、本格的に弓製作を始めます。30代の頃には弓製作の知識や技術向上を目指し、世界をまわって技術向上をはかっており、パリではフェティークやバオシュに学び、彼らの工房でも働いています。20世紀中盤の最重要Bowメーカのひとりと言って良いでしょう。スイスの名工フィンケル社のSeigfried Finkelは彼の養子です。

 

 

 

 

 

如何でしたか?

チェロ弓を2回に渡って紹介してきましたが、ニクレスク氏の好きな弓のタイプが判るような気がします。フレンチ、ドイツの両方とも、ニュートラルにどんな要求にも応えてくれる上質な弓と、力強さを備えた弓がそれぞれあったのは大変興味深いところです。丸弓2本と角弓2本が同じような性格だったところにも興味を惹かれました。

これはあくまで私の試奏の感想ですので、皆さんにも4本を試奏していただき、どんな感想と印象を持たれるのかを伺ってみたいですね。

 

今回紹介したチェロ弓は全て試奏が可能です。ニクレスク氏所有のチェロで試奏したら、気分はミラノ座の首席チェリストですよっ♪

沢山のお問い合わせと試奏予約をお待ちしております。

 

お問い合わせは、電話0335577480もしくは、問い合わせフォームからどうぞ。

もちろんコメントからでも可能ですが、この場合は個人情報の記載にご注意ください。

 

 

まだまだ続きます!

次回はド級の逸品のご紹介です、お楽しみに!!

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