本日も、ニスの重ね塗りとやすり掛けを行います。

 

前回の記事で白くなっていた部分を、SuperNickoで磨き上げた状態です。

紙やすりを#1000までしっかりと掛けているので、表面もかなりつやっとしています。

(紙やすりは、目の粗いものほど数字が小さく、細かいものほど数が大きいです。楽器の製作や修理では、粗いものだと大体#120くらいから使用します)

 

左側の駒脚部分はほぼなだらかになりましたが、右側は木自体の凹み・抉れがかなり大きかったため、まだ少し表面がボコッとしています。

完全に平らになるまでニスを盛っても良いのですが、あまりに層を厚くし過ぎると、ニスが完全に乾くのに月〜年単位の時間がかかってしまうため、セットアップを行うことが出来なくなってしまいます。

また、ニスが乾く前に無理に駒を立てると、圧力でニスが変形し表面がめちゃくちゃな状態になってしまうため、今回は木地をカバーする程度の層になるよう留めておきます。

勿論表板は凹んだままなので、セットアップの際には凹んだ形に沿うように駒脚を削り、立てることになります。

かなり難易度の高い駒立て作業となりそうです🎻

 

ある程度表面をキレイにしたので、ここからは上からニスを塗ってやすりを掛ける作業を何度か繰り返し、更に凹凸を取り除いて行きます。

まだまだ先は長いです…💦

平行して横板側の補修も進めているので、そちらもまた後日ご紹介します。

 

 

それでは、本日もご覧頂きまして誠にありがとうございました。
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本日は、ニスのやすり掛けを行っています。

 

表板の中央部分、普段は駒が立っているはずの場所が、全体的に白っぽく曇っているのが見て取れるかと思います。

こちらの部分、元々は下の写真の左上部分のように、完全にニスが剥げ、表板も抉れてしまっていました。

 

ニス補修前の様子を撮り忘れてしまったため、少々ピンぼけしていますが、こちらの写真でご容赦下さい。

 

この部分は長年駒が立ち続けている場所なので、摩擦や熱などで徐々にニスが剝がれ、木地の白い部分が露出してしまっています。

古い楽器には比較的良く見られるダメージなのですが、このまま放置すると更に剥がれの範囲が広がることは勿論、ニスの層を介さずダイレクトに木そのものにダメージが入るため、後々の耐久度などにも大きく影響が出てきます。

以上の理由から、今回はニスの補修及び色合わせに取り掛かりました。

 

また、木の抉れている部分に関しても、ニスを少々厚めに塗ることで補修をしてあります。

あまりに酷く抉れているようだと、抉れて薄くなってしまった表板が駒からの圧力に耐え切れず、割れたりひびが入ったりなどといったケースもございます。

駒付近がどういった状態になっているか、定期的に目視でチェックして頂き、もしも異常が見らるれようであればお早めにお近くの工房へお持ち下さい。

 

一枚目の写真はまだ途中経過の時の物なので、これからサンドペーパーで更に少しずつ磨き上げ、表面がなだらかになるよう仕上げて行きます。

磨いた後の様子は、また後日ご紹介する予定です。

 

 

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Trick or Treeeeat!!

本日は愉快なハロウィン🎃🎶

 

ここ数年、日本全体で、ハロウィンの熱気を格段に感じるようになって参りました。

このように異なる国の文化が少しずつ馴染んで定着して行くというのは、かつての日本におけるクラシックなどの西洋音楽しかり、今までには無かった角度からの新たな発見や趣が感じられて、とても素敵なことですね。

楽しいお祭りですが、お菓子の食べ過ぎには注意!ですよ〜🍭

 

 

さて、先日ご紹介したスライドですが、しっかり完成しております。

 

ゆとりを持って作成したものを適切な厚み・幅になるまで根気強くヤスリで削り、側面の角度や長さなどもぴったりと合わせております。

 

嵌め込むと隙間なくぴったりです✨

 

このように嵌め込んだ際、両側のフロッグよりも貝の部分が上に飛び出してしまっていると、どこかにぶつかった時や引っ掛かった時などに、貝がボロッと外れたり、ひびや傷などが入りやすくなってしまいます。

また、貝部分が飛び出している場合、飛び出し部分を触ってみてかなりの厚みが感じられるようであれば、スライドの下部分に接着されている黒檀パーツにダメージが入ってしまっているケースも考えられます。

気になるようであれば、一度ぜひお近くの工房へお持ち下さい。

 

工房フェルマータでは、様々な修理を承っております。

お気軽にお問合せ下さい。

http://violin-fermata.tokyo/

 

 

それでは、本日もご覧頂きまして誠にありがとうございました。
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本日は、スライドを作成しています。

 

元々のスライドが腐食しておりボロボロだったため、貝ごと総交換です。

貝の腐食を放置していると、汗や皮脂などにより溶けだした貝の成分と周りの黒檀部分とが癒着してしまうことがあります。

鑑定書の付くような高価な弓だと、貝が腐食していても交換はせず、そのまま新しいスライドへと移し替えるケースもありますが…基本は腐食しないよう定期的に状態を確認し、適宜クリーニングを行うのがベストです。

 

手に持っている方が新しいスライドですが、サイズに余裕を持たせて作ってあるため、ここからどんどんと削ってフロッグにぴったりと嵌まる形となるよう整えて行きます。

道のりはまだまだ長い…!

 

工房フェルマータでは、様々な修理を承っております。

ぜひお気軽にお問合せ下さい。

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革巻き無料交換キャンペーン、残り期間僅かです!

 

↑こちらの看板が目印です✨

 

革巻きは、弓のパーツの中でも特に摩耗し易い部分です。

革巻きが抉れて木肌が露出してしまうと、今度は貴重なスティック部分がどんどん抉れて行き、耐久度や弓そのものの使用寿命にも大きく関わってきてしまいます。

他にも、革巻きの長さや厚み、革の種類や質などによっても弾き心地や操作性は大きく変化しますので、より良い演奏を追求する上でも非常に侮り難いパーツとなっております。

 

今月末日までの当キャンペーン…ぜひこの機会に、お得に革巻き交換を行ってください🎶

牛革・トカゲ革、それぞれ豊富なカラーバリエーションを揃えてお待ちしております。

定員数まで残り僅かとなっておりますので、ご依頼はお早めに!

 

また、お電話以外に、工房フェルマータのHPからも修理ご依頼を承っております。

ぜひお気軽にお問合せ下さい。

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本日はライニングの接着を行っています。

 

裏板側の、ライニングが取れてしまっていた部分の再接着です。

同時に、他に剥がれが生じていた箇所にも接着作業を行いました。

横板と表・裏板を接着する際、厚さおよそ1.2mmほどの横板だけでは簡単に接着が剥がれてしまうため、補強材として「のりしろ」のような役目を果たしているのがこのライニングです。

 

上記の接着が完了したら、ひしゃげて隙間が空いてしまっている他の部分にも、再度リコポディウムを流し込む予定です。

いかんせん古い楽器なので、全体を通して思った以上に大掛かりな修理となりそうです。

また、他の箇所のリタッチなども随時進めている最中です。

 

工房フェルマータでは、様々な修理を承っております。

ぜひお気軽にお問合せ下さい。

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本日の工房では、先日の楽器のリタッチを行っています。

 

昨日リコポディウムで隙間を埋めた後、乾燥させ、鑿やヤスリなどで成形を行いました。

その後、上からニスを乗せ、色を合わせている段階です。

まだ途中ではありますが、隙間の場所は、既に殆ど分からなくなっているかと思います。

 

今回隙間埋め・リタッチを行ったのは楽器の右下部分の横板ですが、反対側の左下部分の横板と裏板の間にも隙間があるため、そちらも近いうちに接着作業を行います。

左側は今回のようにひしゃげている訳ではなく、単にニカワが剥がれてしまっただけのようなので、そのまま接着を行うことになるかと思います。

 

昨日の写真と見比べると、一体どこを埋め直しリタッチしたのか、分かり易いかと思います。

 

工房フェルマータでは、様々な修理を承っております。

ぜひお気軽にお問合せ下さい。

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本日は、横板剥がれの修理を行います。

 

こちらの楽器は、外的な圧力により(おそらく無理にこじ開けられたものと思われます)横板がひしゃげ、裏板との間に大きな隙間が出来てしまい、接着できない状態となっています。

 

このような状態では、音を鳴らしても隙間から音が漏れてしまうため、音色は勿論、音量・音圧などに関しても、楽器本来のポテンシャルを発揮することが出来ません。

また、本来であればしっかり接着されているべき部分にこのような大きな隙間が有るということは、楽器の強度にも大きな悪影響を及ぼすため、今回はこの隙間をリコポディウムで埋めて対処します。

 

上記のようにリコポディウムや粉末ガラスで埋める他にも、ひしゃげた横板をまるごと交換したりなどといった修理方法も存在します。

しかしこちらの楽器は、製作されてから既にかなりの年数が経っており、しっかりと木が乾いている状態です。

パーツ丸ごとの交換となると、せっかくの乾いた音色が失われてしまうため、今回はこのような修理方法を取ることにしました。

 

お手持ちの楽器で何か気になることがあれば、ぜひ工房フェルマータへお問合せ下さい。

http://violin-fermata.tokyo/

 

 

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先日の工房では、コントラバスの修理調整を行っていました。

 

主にマシンヘッドの調整やナットの交換、魂柱・駒の調整などを行いました。

こちらはとある学校の所有楽器ですが、上記の修理を行ったところ、音色や弾きやすさなどに大きな変化が見られました。

 

今回は、特に上ナットなど、弦の溝が抉れてかなり低くなってしまっていたため、弦高やその他のバランスが変わってしまっており、楽器にとって良い圧力がかかった状態とは言えませんでした。

このナットを新しい物に付け替えたことで、楽器の音色のポテンシャルをより高めることが出来るほか、ナット自体の高さが高くなるため、指板と弦とがぶつかって生じる異音(一般的に"ビビり"などと呼ぶことが多いです)などの防止にもなっています。

これは、コントラバスだけでなく、ヴァイオリンなどのサイズの小さな楽器でも同等の効果が得られます。

 

良い調整の施された楽器は、指で弾いただけでも、調整前と後とで音色の変化が感じられるものです。

魂柱の位置を少し移動させるだけでも大きな変化が生まれますので、愛器をよりお好みの音色へと近づけたいなどご要望がありましたら、いつでもご依頼お待ちしております。

 

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本日は指板交換を行います。

 

こちらは指板を剥がした写真です。

今回の楽器は、指板が摩擦で擦り減ってかなり薄い状態となっており、ハイポジションを弾く際などにたわんでしまうため、交換をお勧め致しました。

 

指板の真ん中に見られる抉れは、接着の際、ニカワ(接着剤)の逃げ道として機能しています。

予めこの部分に溝を彫り込んでおき、指板とネックの間に必要以上にニカワが溜まるのを防ぐことが目的です。

 

また、指板は、図る箇所にもよりますが、新作楽器では大体5mm程度の厚みがあります。

薄くなると操作性に大きな影響が出てしまうので、もしも薄すぎるようであれば交換をご検討頂ければと思います。

厚い場合は、削り修理を行うことで適切な厚みへと調整可能です。

 

工房フェルマータでも、指板交換修理を承っております。

ぜひお問合せ下さい。

http://violin-fermata.tokyo/

 

 

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