8月の11日〜17日まで、一週間のお休みを頂いておりました弊社ですが…

SoundScape、工房&スタジオフェルマータ共に

本日より通常営業となっております〜(b -`ω-)✨

 

8月も半ばを迎え、次第に残暑の気配が色濃くなってまいりましたが

皆さま、いかがお過ごしでしょうか❔

 

 

 

さて、本日は、先日飛び込みでご依頼頂いた修理のご紹介をしようと思います❣

それが…コチラ✨ ↓

 

 

な、なんと、ヴァイオリンの端っこが完全にもげてしまっています…‼(´;ω;`)

 

 

 

このように、楽器を落としたり、ぶつけてしまったりと強い衝撃を受けた際などに

木の木目に沿って割れ、木片が取れてしまうことがあります。

こちらの楽器も、かなり広い範囲で綺麗にぽっきりと折れてしまっていますね…💦

 

 

痛々しい傷口(T_T)💦

 

 

 

このようなダメージは、小さなお子様が使用している分数楽器などで

良く見られるケースなのですが…

 

 ・割れたまましばらく放置して木の表面が汚れてしまった

 ・割れた木片が無くなってしまった

 ・有り合わせの接着剤で接着してしまった

 ・治そうと触りすぎて傷口が摩耗、変形してしまった

 

などなど…お客様ご自身で間違った対処を行なってしまうと

治すのに時間がかかるのは勿論のこと

修理後の状態も、完璧には復元出来ないことがございます…。

 

また、アロンアルファなどの接着剤で接着してしまうと、木の表面に剤が染み込んでしまい

木が変質してしまうので、後々の修理がとても大変&高額になってしまいます(; ・`д・´)💦

 

 

 

人間と一緒で、指がもげるような大怪我をしたときは、無理に自分でくっつけようとせず

まずは専門のお医者さん❣に診て頂きましょうね✨

 

 

今回は割れたてホヤホヤ(笑)のままの状態で工房へ持ってきて下さったので、

簡単な接着のみで済みましたよ🎻✨

また、傷口の摩耗・劣化などもなかったため

良く見ても殆ど分からないくらいまで、綺麗に元通りに治すことが出来ました(`・ω・´)b✨

 

 

皆さまも、もし不慮の事故などで楽器にダメージが入ってしまった際は

慌てず慎重に、そのままの状態で迅速にお近くの工房までお持ちくださいね。

 

今回のようにパーツなどが欠けてしまった場合も、破片まで全てお持ち頂いた方が

ご提案できる修理の幅が広がりますよ🎻🎶

 

 

工房フェルマータのHPはコチラです(*・ω<*)-🌟

HPの予約フォームから来店ご予約も可能ですよ〜💕

 http://violin-fermata.tokyo/

 

 

 

 

それでは、本日もご覧頂きまして誠にありがとうございました(*´▽`*)💞
皆さま素敵な1日をお過ごしください。

今日の練馬はお天気も良く、THE☀夏といった感じの印象です。

しかし、日本列島には大きな台風が間近に迫っているとのことですので…

九州の皆さま、どうかお気を付けくださいね〜(´;ω;`)💦

 

 

 

さて、タイトルにもある通り、本日は8月5日「箱の日」ということで…

箱開け中の在庫楽器のお写真とともに、普段はなかなかお目に掛かれない

ヴァイオリン内部のご紹介をしたいと思います🎶

 

まずはコチラ…裏板側から✨

 

 

箱を開けた状態のヴァイオリンです❣

ヴァイオリンの内部はこのように空洞で、文字通り「箱」のような形をしています。

表板と裏板、そしてその間にある横板の3つのパーツで形成されているんです🎶

普段f字孔から楽器を覗き込んだ際には、ラベル周辺しか見えないかと思いますが

実はこのように、中もしっかりと作り込まれています✨

 

また、横板にぴったりとくっつく形で作られている大きめの木材(ブロック)や、

横板の上下に接着されている薄い板(ライニング)なども見て取れるでしょうか❔

 

実は表板・裏板自体は薄いところだとおおよそ2mm、横板は1mm強となっており、

ヴァイオリンはこのようなたいへん薄〜い板を組み合わせて作られていますΣ(・ω・ノ)ノ

なので、箱の形を作っている部分以外に、上記のようなパーツなども

演奏時の強度を増す上で、絶対に欠かせないものとなっているんです💞

 

 

次は表板側です🎶

 

 

ん!?何だか真ん中に変な棒がついてる…❔❔💦

と思われる方もいらっしゃるのではないでしょうか✨

実はこのパーツ、バスバーと言い、ヴァイオリンの音色に大きく影響する部分なんです。

このバスバーと、反対側に立っている魂柱(箱を開けているので今はありませんが…)によって、

ヴァイオリンの音は大きく変化してしまいます❣

バスバーは主に低弦側、魂柱は高弦側を物理的・音色的に支えています。

 

 

ちなみに、わたしは以前製作途中の自分の楽器にて

あえて試験的に魂柱を立てずに試奏したことがあるのですが、

全然違う楽器の音になってしまいました…❣

本当にびっくりです👀💦

(楽器の強度的に大変危険な試みなので、どうか皆さまは真似なさらないでくださいね…‼)

 

このバスバーの大きさや長さ、付いている位置などによっても

音は大きく変化してきますよ〜(b -`ω-)✨

 

 

さて、それでは表板を乗せてみましょう…

 

 

ようやく、皆さまが良く知っている形のヴァイオリンに戻りましたね✨

ちなみに、ヴァイオリンの修理に使われる接着剤は、

主に膠(ニカワ)と呼ばれる、動物性の天然接着剤を使用しています。

箱を閉じる際にも、もちろんこの接着剤を使いますよ🎶

 

 

今回のブログでお見せしたように、ヴァイオリンの内部には様々なパーツがあるのですが

 

 ・気温や湿度の変化による木材のダメージ

 ・経年劣化による摩耗、接着剤の剝がれ

 ・外部からの衝撃による破損(落としたりぶつけたりetc)

 ・内部からの衝撃による破損(魂柱の圧が強すぎるetc)

 

などなど…普段からどんなに大切に取り扱っていても

様々な要因により、大なり小なりダメージを受けてしまうことがあります。

ダメージが入ったまま気づかずに長らくご使用頂くと、更に傷が大きくなったり

取り返しのつかないダメージへと成長してしまうことがあるので

どうか定期的にメンテナンスを行なってあげてくださいね💦

 

 

工房フェルマータでは、楽器の状態チェックを無料で行なっておりますので

ぜひぜひお気軽にお問合せ下さい(*・ω<*)-🌟

 

工房フェルマータのHPはコチラです✨↓

 http://violin-fermata.tokyo/

 

 

 

 

それでは、本日もご覧頂きまして誠にありがとうございました(*´▽`*)💞
皆さま素敵な1日をお過ごしください。

8月に入り、暑さも徐々に増してきて、いよいよ夏真っ盛り❣の季節ですね〜✨

工房フェルマータのある東京では、大変暑〜い日が続いておりますが…

皆さまいかがお過ごしでしょうか?(;´・ω・)💦

 

 

 

さて、本日は、先日投稿したペグボックス修理の経過をご紹介したいと思います🎻🎶

 

 

なんと…どこが埋めた場所なのか分からないくらい、とっても綺麗に治っています👀✨

色を合わせるだけではなく、周囲の木と馴染むように木目や杢なども筆で描いてあるので

より自然な仕上がりとなっていますね💞

 

 

先日もご紹介した通り、色を合わせるリタッチ作業は非常に難易度が高いのです!

天然の材なので、木目や杢などによって角度で色合いが変化したり、

日光の下と電気の下とでは色味が変わって見えたり…

 

しかし、この色合わせが上手くいかないと、修理痕が目立ってしまって

かなーり不格好な仕上がりになってしまいます💦

レベルの高い方だと、リタッチやニス専門で活動するような職人さんもいらっしゃるほど

楽器にとってもお客様にとっても欠かす事の出来ない、とても大切な作業なんです(*´▽`*)

 

 

 

もちろん、内側もしっかりと色を合わせてありますよ〜!✨

 

 

一体どこが修理した場所なのか…分かりますか??(b -`ω-)✨

ここから更にコーティングニスを塗り、サンドペーパーや磨き剤などを駆使して

表面を仕上げていきます。

 

 

実は、演奏中の摩擦でニスが擦り減り、木肌が露出するのを始め

移動中など不意にぶつかって傷が付いたり、割れたり、削れてしまったりなどなど…

ニスや楽器の表面に対して、お客様ご本人も気付かないうちに

かなりのダメージが入ってしまっていることが非常に多いのです!Σ(・ω・ノ)ノ

 

皆さまの楽器の状態はいかがでしょうか?💦

 

もしもお手持ちの楽器のニスの剝がれやキズ・凹みなど、気にかかる点がございましたら

工房にて無料で状態チェックを行なっておりますので

ぜひぜひお気軽にお問合せくださいね🎻🎶

 

 

工房フェルマータのHPはこちらです✨

 http://violin-fermata.tokyo/

 

 

 

それでは、本日もご覧頂きまして誠にありがとうございました(*´▽`*)💞
皆さま素敵な1日をお過ごしください。

梅雨も終わりに近づいて、強い日差しの降り注ぐ日が続いていますね。

皆さま、暑さ・熱中症対策は大丈夫ですか?💦

 

工房フェルマータではウォーターサーバーを常備しているので

修理のご依頼やスタジオレンタルの際など、ぜひぜひたっぷりと

水分補給して行ってくださいね〜!('◇')ゞ

 

 

 

さて、本日の工房では何をしているかというと...

 

 

ペグブッシングのリタッチ中でした!

 

上の写真のE線部分のペグの穴ですが…周りが白くなっているが分かりますか?

こちらは、ペグブッシングを行なった直後の状態です。

 

 

このブログを読んで頂いてている方にはお馴染みの修理かもしれませんが

ペグブッシングとは、主に元々ペグ穴の開いている位置がおかしかったり、長年の使用で

穴が大きくなりすぎてしまった場合などに施す修理です🌠✨

古い楽器は、ほとんどこのブッシング修理が行われていることが多いですね。

 

 

 

今回の楽器も、ペグ穴の位置など諸々含めて調整しているので

現状だと、接いだ木の部分がかなり目立ってしまっています。

なので、ぱっと見たときに違和感が無いように、周りのニスの色に合わせて

色を上から塗ってあげる作業が必要になってきますo(`・ω・´)o

 

このリタッチの作業が、実はかな〜り難しいのです!

楽器の傾きで色味が変わって見えたり、違和感などが出てしまうので

時間をかけて、毎日ニスを乾かしながら少しずつ進めていかなくてはなりません…💦

 

 

 

しかし、お客様の大事な楽器の外観ですから、少しでも美しく

違和感なく綺麗に仕上がるよう、職人も日々努力させて頂いております(b -`ω-)✨

 

リタッチが完成しましたらまたアップ致しますので、楽しみにお待ちくださいませ🎻💕

 

 

 

また、もしもお手持ちの楽器でペグの動きが良くないなど

目立った不調がみられるようであれば、

ぜひ一度工房までお持ちくださいませ🎶

無料で楽器の状態をチェック致します(*'ω'*)💕

 

 

工房フェルマータのHPはこちらです✨

 http://violin-fermata.tokyo/

 

 

 

それでは、本日もご覧頂きまして誠にありがとうございました(*´▽`*)💞
皆さま素敵な1日をお過ごしください。

 

今日は長袖でも肌寒い感じの東京です。

雨も降ったりしていて、寒々しい6月となりました。

蒸し暑いよりは断然こちらの方が良いんですけどね。

 

 

 

工房を覗いてみると、チップの交換中でした。

このBlogでも何度も紹介していますが、弓の先端チップは結構重要なパーツなんですよ。

弓毛の均一性や詰め木の安定性にも大きく影響する部分です。

 

特に傷みが出やすいのは2か所。

1.先端チップのホントに先端部分。ここは何かに当たってしまったりして欠けることがあります。

2.詰め木を入れる台形型の穴の角の部分。ここはチップ材が(構造上)薄くなっているので、割れてしまうことがあります。

 

 

 

今回の弓は2が原因で、チップが割れて弓ヘッド側面へ飛び出していたので、交換することになりました。

 

 

 

 

写真はチップを外して、下の黒檀部分の平面を出しているところです。

平面と平面が接着されることで、強度がいかんなく発揮されるんですねー。

黒檀までヒビや剥がれが出ていると、全取り換えになります。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

新しいチップを接着して、固定しているところです。

隙間なく、そしてズレがないように完璧に貼り付ける必要があります。

ここがしっかり行えないと、完成したときの姿がダサくなってしまうので注意して貼り付けます。

 

 

今日はここまでですが、この後はチップを成形して、詰め木を入れる穴を切り出して完成です。

もちろん毛替えをそのあとに行って、お客様の元へと渡っていくんですが、チップを含めた先端部分がキリッとしていると、弓全体がしまって格好良く見えますね。

 

 

も、ヒビがある、欠損しているなどの場合は、お近くの工房へ。

弊社では、イミテーションチップの交換は6,000円(抜)から承っております。

 

是非ご相談下さい。

お問い合わせは下記連絡先までどうぞ。

 

電話:0335577480

SoundScape問い合わせフォーム

 

6日は楽器の日、今日9日は6/9でロックの日だそうで。

6月は音楽関連の日があって面白いですねー。

 

 

そんな訳で、今日はロックな写真と共にお届けします。

 

 

がっちりロックされていますね。

RockとLockでつづりは違いますケド...。

 

こちらの楽器は異音がするということで、チェックしてみたら裏板と横板の剝がれが確認できました。

クランプとニカワで再接着している写真です。

Hard as a Rockな感じで、バチッと接着してくれることでしょう。

 

異音の原因はさまざまで、弦の劣化が原因の場合もあれば、駒やナットに起因するもの、フィッティングの緩みからくるものなどなど様々です。

やはり定期的に点検と調整をしていると、楽器の状態が一定範囲内に保たれるので、異音やノイズのする楽器は少ない印象があります。

 

これから湿度と気温が上がると、接着に使われているニカワにも厳しい季節となりますので、一度馴染みやお近くの楽器屋さんで点検をしてもらうことをオススメします。

もちろん、フェルマータ工房でも点検は無料で行なっていますので、是非ご来店ください。

 

チラホラと点検の予約もいただいてきています。

週末は混み合うこともありますので、ご予約をいただくと安心ですよ。

 

0335577480からご予約・お問い合わせ下さい。

 

では、今日もロックに、そして楽しく金曜を過ごしましょう〜!!!

 

 

 

今日も低音楽器の更新が続きますよー。

 

タイトル通り、チェロの箱開けをしています。

 

 

 

 

突然ですがクイズです!

 

Q:箱開けした理由は?

 

1.割れの修理

2.剥がれが酷かったので、全部外して貼り直し

3.バスバー交換

4.板厚の出し直し

5.魂柱を取り出す

6.上記全部

 

さぁ、どれでしょう???

答えはもう少し先で書きますので、ちょっとだけお待ちください。

 

 

 

 

何百万もする楽器もSUZUKIのチェロも、お客様にとっては大切な1台です。

この楽器でもう一度演奏する喜びは、他のチェロでは得られない、かけがえのないものだと思います。

フェルマータ工房では、お客様の希望になるべく添えるよう相談・提案をさせていただき、最善の方法で修理・調整を行なっていくよう努めています。

どんな小さな疑問でも相談下さい。

 

ポテンシャルはあるのに、しっかり調整されておらず、音が伸びきっていない楽器を良く見かけます。

このSUZUKIもその中の1台でしょう。

駒は問題なかったので、駒位置と魂柱の調整(ちょっと長すぎでした)で、更に良い音になってお客さまの元へ帰って行くのではないかと思います。

 

なんか物足りなさを感じる、以前とは違って音が聞こえてきたなど、そういった場合はお気軽にフェルマータ工房までお問合せ下さい。

 

 

 

 

さて、先程のクイズの答えですが、【割れの修理の為】でした〜。

簡単すぎましたか?

 

写真にのっているパッチは元々のものです。

割れはボトム部分、向かって左側に20cmほどのクラックが入っているので、今後それを接着し補強して箱閉じとなります。

完成後の音と、お客様の笑顔が待ち遠しいですね。

 

 

 

 

中学・高校の吹奏楽部さんからも沢山の依頼をいただいているフェルマータ工房です。

先日、コンバスの弓2本の毛替えをオーダーいただきました。

 

コントラバス弓は黒毛が似合いますね〜。

夏のコンクールシーズンもガシガシと乗り切ってもらえるんじゃないかと思います。

 

 

 

工房では黒毛やMix毛も用意しています!

コンバスやチェロだけでなく、ヴァイオリンやヴィオラにもお試しください。

自分のセカンドBowには黒毛を張っています。

 

食いつきや演奏性が変わって面白いですよ。慣れれば使えるかも、と思います。

なかなかオケやアンサンブルで、独りだけ黒毛は勇気が要りますが、、、。

 

では皆さん、素敵な週末を〜♪♫

 

ここ2,3日はスッキリしない天気でしたが、今日は暑いくらいに晴れてくれました。

週末も関東は気温が上がるようですので、熱中症と楽器の管理に注意したいですね。

 

 

毛替えで使用しているイタリア馬毛の毛束が残りわずかになってきたので、新しくイタリア馬毛をオーダーしました。

 

いつも思うんですが、ボンレスハムみたいですよね。

 

年度末や演奏会シーズンなどにもよりますが、平均するとこの1束が数カ月で無くなっていくような回転率です。

早いときは、ひと月もたないときもあるくらいです。

 

束の太さも様々で、弊社ではこれくらいの径のものをいつもオーダーしています。

どの工房さんでもそうだと思いますが、束の太さと使い切る期間を計算して、いつも新鮮な毛で毛替えが出来るように心がけているんですよ。

 

太いものを注文して、何年も残っているような毛束は、クオリティも下がりますし避けたいところですね。

毛替え、というか毛束のちょっとしたトリビアでした。

 

夏に向かって湿気が出てくると、毛が伸びてしまいネジを回しても弓がしっかり張れない状態になってしまうことがあります。

また、長く毛替えをせずにいると、毛も伸びてしまいダルダルになってしまうので、そういう場合は毛替えを是非して欲しいです。

湿気と長年の伸びのWパンチは最悪です。

定期的に毛替えをしてくださいねっ!

 

 

以上、フェルマータ工房からお届けしました。

 

チェロのナットを作っていまーす。

 

 

 

 

ペグBOX周辺で弦が切れる場合は、ナットの調整(・交換)をお願いしてみましょう。

指板からペグBOXへ弦がキレイに滑らかに入っていればOKです。

どんな症状の場合に調整が必要になってくるかは、下の写真をご覧下さい。

 

 

 

 

 

こんな感じに、弦が「Z字」に折れ曲がってペグBOXに入っている場合は、早めに工房で調整をお願いしましょう。

このナットは、全ての溝が正確に切られておらず、4弦全てがZ字に曲がっています。

判りやすいのはA線とG線ですね。

一見、D線は真っ直ぐに見えますが、注意してみると「くねっ」となっているのが判りますでしょうか。

指板からナット上へは右に少し折れて、ナット上からペグBOXへは左に折れて入っている感じです。

 

弦が曲がって走っているということは、曲がっているところに負荷がかかる訳ですね。

そこから巻き線のほつれが始まり、仕舞いには断線へとつながってしまいます。

「弦を換えていないと、ほつれてくる」とか「ほつれたから弦の交換時期」と解釈されている方もいると思いますが、実はナットの不具合が原因の場合がほとんどだと思います。

 

 

 

 

 

お次はこちら。

これは極端な例(というか仕上げ忘れのナット)ですが、お手持ちの楽器は弦が食い込むまでにナット溝がえぐれていたりしませんか?

これも巻き線のほつれや断線の原因No.1です。

お近くの工房で、ナットの交換・調整をお願いしたいですね。

 

 

小さなパーツですが、ナットはとっても重要な場所なんですよ。

高い弦を交換したのに直ぐ切れてしまったのでは、やるせないですよね。

鉛筆を塗ってあげるだけでは限界があります。

いま一度、ナットの溝がキレイに切られているか、確認してみてくださいね。

 

 

さて、チェロのナット成形に戻りますー。