本日の練馬はなんと快晴
昨日までの雨が嘘のような、晴れ晴れとした洗濯日和のお天気です。
徐々に気温も下がり、過ごしやすくなって参りましたが…皆さまいかがお過ごしでしょうか❔
さて、本日は新商品
「Josef Teller アジャスター内蔵 テールピース」をご紹介させて頂きます

写真をご覧頂いても分かる通り、こちらの商品はなんと…
ヴァイオリン用の木製アジャスタ内蔵型テールピース
となっております
👀
今まで、アジャスタ内蔵型のヴァイオリン用テールピースというと
樹脂製のウィットナーなどが主な選択肢だったのではないかと思いますが
この度ドイツの「Josef Teller社」より、非常に画期的な製品が発売されたのです。
材の種類はボックスウッドとローズウッドの二種類
モデルも、ヒルとフレンチの二種類をご用意しております✨


↑左の二本がフレンチモデル、右の二本がヒルモデルです(>ω<*)✨
色の淡いのがボックスウッド、濃いのがローズウッドですね。
今までにも、木目調の加工を施しているタイプの品はありましたが
このような完全木製のタイプはかなーり珍しいのではないでしょうか❔👀
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また、何といってもこちらの製品…ものすごーく軽いのです‼
といっても、写真やブログだと重量感は伝わり辛いので、より分かりやすいように
アジャスタ内蔵型テールピースとして最もメジャーなウィットナー社の製品と
通常の黒檀テールピースに別途アジャスタを付属させたもの(1つ、4つ)
との重さを計って比較してみました(b -`ω-)✨
・【Wittner】樹脂製 … 22g
・黒檀テールピースのみ … 16g
・黒檀+E線アジャスタ1つ … 21g
・黒檀+アジャスタ4つ … 36g
・【Josef Teller】ボックスウッド(ヒル) … 12g
・【Josef Teller】ボックスウッド(フレンチ) … 14g
・【Josef Teller】ローズウッド(ヒル) … 15g
・【Josef Teller】ローズウッド(フレンチ) … 16g
いかがでしょうか…❔
アジャスタ込みでも、Josef Tellerのテールピースは非常に軽い‼というのが
お判り頂けるかと思います(; ・`д・´)
また、一番重い「黒檀+アジャスタ4個」の組み合わせと
Josef Tellerのテールピースとを比べると
一番軽いものでおよそ24g差…なんと三倍も差があることが発覚しました
Σ(・ω・ノ)ノ
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実は、楽器に装着する部品は、できるだけ軽くした方が良いとされておりまして…
パーツを軽くすることで、弦の振動を効率よく楽器全体に伝えることができるほか
楽器の周辺部の振動が更に促され、その振動が表板・裏板に伝わり
弦の高倍音成分がより一層出やすくなると言われています
なので、全ての弦に個別でアジャスタを付けてしまうと
その重量により楽器にかかる負荷が非常に大きなものとなってしまうのです。
それがあまりに重たくなってしまうと、弦の振動を大きく妨げてしまい
音色・音響・操作性など、様々な範囲にデメリットが生じてしまいます(;_;)
以上の理由から、今まで一般的にE線のみの装着が推奨されてきたアジャスタですが…
(全弦に付けると音色が悪くなる、楽器に負担がかかる等と言われた事のある方も多いかと思います
)
パーツの重量を増やすことによるデメリットや
従来のアジャスタ内蔵型テールピースが抱えていた重量・弦長等の問題…
それらの改善に取り組み開発されている、この「Josef Teller テールピース」であれば
・パーツの重量に起因する、音色への悪影響が気になる方
・調弦が不慣れな方
・樹脂製のアジャスタ内蔵テールピースをお使い頂いており、
他のフィッティングパーツとの材質・色味の差が気になっていた方
などなど…様々なご要望にお応えすることの出来る
非常に優れモノな一品かと思います(b -`ω-)
テールピース交換を行う際には、テールガットの調整等の作業もありますので
ご購入頂いた後にお近くの工房へお持ち頂き、装着作業をご依頼頂ければと思います

もちろん、工房フェルマータでも装着作業を承っておりますので
お気軽にお問合せ下さいね(*'ω'*)
工房フェルマータのHPはコチラです✨→http://violin-fermata.tokyo/
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それでは、本日もご覧頂きまして誠にありがとうございました(*´▽`*)💞
皆さま素敵な1日をお過ごしください。